メディカルツーリズムとは

メディカルツーリズムとは

メディカルツーリズムを直訳すると「医療観光」ですが、実際は「医療を目的とした旅行一般」を意味しています。
つまり、あくまでも医療的なことが主目的であり、必ずしも観光が含まれている必要はありません。
海外では、自国の医療水準や医療費に対して不満を抱いている方もいて、そのような人々が自国以外で良質な医療を受けようとメディカルツーリズムに出かけていくのです。

日本は世界的に見ても、比較的安価な医療費で高度な医療を受けられる国であり、海外から注目されています。
以前は富裕層がメディカルツーリズムに出かけていくことが多かったのですが、最近では富裕層以外の一般的な層のニーズも高まってきています。

 

メディカルツーリズムに参加する理由は、主に次の3つが挙げられます。

  • コストの問題
  • 医療技術水準の問題
  • アクセスの問題

これらの理由から、海外では下記のような事例があります。

コストの問題 無保険や低所得のために、米国内での高価な医療を受けられない人が、メキシコ・コスタリカなどで受診(米国)
医療技術水準の問題 自国の医療水準が周辺国と比べて低いため、ドイツ・スイス・イスラエルなどで受診(ロシア)
アクセスの問題 高度医療機関への受診が限定されており、また、必要な治療を受けるための待ち時間が長いため、フランスや東欧諸国で受診(イギリス)

また、近年ではメディカルツーリズムの概念が治療だけでなく、予防医療やウェルネスにまで広がってきています。

 

予防医療やウェルネスのような「健康ツーリズム」が出てきた背景には、様々な国がメディカルツーリズムを実施しており、競合国が多くなってきているということがあります。

日本は健康や長寿というイメージがあるだけでなく、安全やおもてなしなどで世界的に高く評価されています。
そのため、日本ではこれらの資産を最大限に活用したメディカルツーリズムを積極的に提案し、アジアの新興国をはじめ、海外の健康意識が高い人々を呼び込む戦略にも注目が集まっています。